動画を見るときには、有線LANと無線LANのどちらが良いか知っていますか?
どちらにもメリット・デメリットがあるので、迷ってしまうこともあるかもしれません。
ここでは、有線LANと無線LANについて説明して、どんな方におすすめなのか紹介しています。
それぞれの特徴を知れば、使う環境や目的に合わせてベストな方を選ぶことができます。
どちらにするか迷っている方も、選ぶときの参考にしてみてください。
目次
有線LANについて【メリット・デメリット】
それでは、まずは有線LANについて説明していきます。
有線LAN接続とは、モデムやルーターから直接ケーブルが繋がっている接続方法です。
使う場所すべてに配線が必要で、ひとつひとつのデバイス(端末)にケーブルを繋げます。
複数のデバイスを繋げるには、
- ルーター
- ネットワークハブ
などの機器が必要です。
ルーターだと、4~5台くらいまで繋げることができます。
それ以上のデバイスを繋げるには、ネットワークハブでケーブルを分岐させます。
物理的な配線が必要なので、使える環境は限られてくるでしょう。
有線LANのメリット
有線LAN接続のメリットは、
- 高速通信ができるので、高画質動画もサクサク再生できる
- 電波の干渉が起こらないので、安定性が高い
- 外部から勝手に接続される心配がない
の3つです。
高速通信ができるので、高画質動画もサクサク再生できる
ケーブルが直接繋がっているので、かなり速い通信ができます。
壁やガラス、水槽などの障害物があったとしても、有線LANには関係ありません。
ケーブルさえ繋がっていれば、常に高速で通信することができます。
高画質の動画でもサクサク見れるので、
- 4K画質
- フルHD画質
- HD画質
などの高画質で動画を見たい方は、有線ならいつでも快適でしょう。
⇒ 一覧表と動画で比較!SD・HD・フルHD・4Kの画質の違いと解説まとめ
電波の干渉が起こらないので、安定性が高い
日常には、実はかなりの電波が飛び交っています。
- ほかの家庭の無線LAN
- 電子レンジ
- コードレス電話
などの電波は、すべて干渉してしまう可能性があります。
有線なら、電波同士が干渉して不安定になることが一切ありません。
ケーブルなので当然ですが、ほかの電波とはまったく関係なく通信できます。
電波干渉で通信が途切れたりする心配がないので、どんな環境でも安定した通信ができます。
外部から勝手に接続される心配がない
有線LANは、配線したところしかネットワークに繋がりません。
外部と繋がることがないので、勝手に接続されるような心配がありません。
無線LANでもパスワードで防ぐことができますが、自分で設定が必要です。
有線LANの場合は、特に設定しなくても大丈夫です。
物理的に外部から接続できないので、そのままでもセキュリティに問題ありません。
有線LANのデメリット
有線LAN接続のデメリットは、
- すべてのデバイスに配線が必要
- たくさんのデバイスを繋げるには、別の機器が必要
の2つです。
すべてのデバイスに配線が必要
有線LANは、繋げたいすべてのデバイスに配線が必要です。
とにかく配線に手間がかかるのが、有線LANの最大のデメリットです。
ケーブルの取り回しがとても大変なので、
- 部屋が多い家
- 2~3階建ての家
に有線LANを配線するのは、かなりの手間がかかります。
場合によっては、業者さんに頼んで壁の中に配線も必要かもしれません。
たくさんのデバイスを繋げるには、別の機器が必要
だいたい4~5台くらいまで接続するなら、ルーターさえあれば繋げることができます。
しかし、それ以上のデバイスを繋げるならネットワークハブが必要です。
ネットワークハブを購入して、ケーブルを分岐させなければいけません。
ただでさえ配線の手間がかかるのに、台数を増やすときにも手間がかかってしまいます。
計画的に配線していかないと、ケーブルがごちゃごちゃになる可能性があります。
有線LANはこんな方におすすめ
有線LANは
- 高画質の動画を見たい
- 動画をサクサク再生したい
- 常に安定した通信でインターネットを使いたい
- 接続する台数があまり多くない(目安:5台ほど)
- 配線がしやすい環境に住んでいる
といった方におすすめです。
手間が増えたとしても、それに見合うメリットを感じられる方に向いています。
管理人の有線LAN体験談
管理人は、有線LANと無線LANを併用しています。
有線LANの場合は、通信が速くて安定しているのを使っていて実感できます。
特に高画質の動画を見るときには、動画の再生スピードが段違いです。
フルHDの動画もサクサク再生できるので、ストレスフリーで快適です。
⇒ 高画質の動画配信サービスはどれ?フルHDから4Kまで対応のVODまとめ
無線LANについて【メリット・デメリット】
次に、無線LANについて説明していきます。
無線LAN接続とは、Wi-Fiルーターやアクセスポイントを使って無線で接続する方法です。
デバイス(端末)ごとに配線は不要なので、とにかく手軽に使うことができます。
Wi-Fiルーターの機種にもよりますが、10台くらい同時接続できます。
接続台数をもっと増やすときには
- 有線LAN
- ネットワークハブ
なども併用する必要があります。
物理的な配線がほとんどいらないので、さまざまな環境で使えるのが特徴です。
無線LANのメリット
無線LAN接続のメリットは、
- 配線する必要がない
- 接続する台数が増えても手間がかからない
- 高価なルーターを使えば、高速通信ができる
の3つです。
配線する必要がない
一番大きなメリットは、配線がいらないことです。
ケーブルが邪魔にならないので、家の中をスッキリさせたいときに便利です。
どんな場所でも、電波さえ届いていればインターネットに接続できます。
部屋が多くて配線がたいへんなときでも、無線なら安心です。
接続する台数が増えても手間がかからない
配線がいらないので、たくさんの台数を繋げるときにも手間がかかりません。
無線LANなら、どのデバイスもケーブルなしで繋がります。
設定さえすれば簡単に接続できるので、台数が多くてもすぐ使うことができます。
高価なWi-Fiルーターを使えば、高速通信ができる
無線LAN接続は、Wi-Fiルーターの種類によって性能がぜんぜん違います。
1万円以上の高価なWi-Fiルーターなら、かなりの高速通信も可能です。
有線ほどではありませんが、十分に速い速度でインターネットが使えます。
高価なWi-Fiルーターは、同時接続したときの安定性もよくなっています。
値段が高い機種はアンテナ数が多いので、台数が多くても安定した接続ができます。
なるべく高速で安定した通信をしたい場合は、1万円以上を目安にしてWi-Fiルーターを選んでみるといいかもしれません。
無線LANのデメリット
無線LAN接続のデメリットは、
- 電波の干渉が起こって、接続が不安定になることがある
- 有線LANほど高速ではない
- 勝手に接続されないように、セキュリティに注意が必要
の3つです。
電波の干渉が起こって、接続が不安定になることがある
無線LAN接続では、2.4Ghzという電波を使っています。
2.4Ghzの電波は日常生活にたくさんあるので、無線LANと干渉することもあります。
たとえば、
- ほかの家庭のWi-Fiルーター・アクセスポイント
- 電子レンジ
- コードレス電話
などには注意が必要です。
電波が干渉すると、
- なぜか接続が途切れたりする
- なぜか通信が速かったり遅かったりする
- デバイスと切れたり繋がったりする
といったことが起こります。
こんなときは、近くに電子レンジやコードレス電話がないかチェックしてみてください。
有線LANほど高速ではない
無線LANも、高価なWi-Fiルーターを使えば高速通信ができます。
動画配信サービスを見るには、十分に快適な速度です。
とはいっても、やっぱり有線LANにはかないません。
速さと安定性を最優先にするなら、有線LANがベストです。
⇒ 動画配信サービスを快適に見れるネット環境・回線速度のまとめ
勝手に接続されないように、セキュリティに注意が必要
見落としがちなのが、無線LANで繋げるときのセキュリティ管理です。
セキュリティ対策をしておかないと、外部の人に勝手に接続される可能性があります。
やっておくべきことは、パスワードの設定です。
最近のWi-Fiルーターなら、最初から設定されていることもあります。
暗号化にも種類があって、おすすめは「WPA2-AES」です。
「WEP」という暗号化は、ツールを使えば簡単にパスワードが破られてしまいます。
- パスワードを設定しておく
- 暗号化の種類は「WPA2-AES」
この2点をしっかりやっておけば、勝手に接続されることはなくなるでしょう。
無線LANはこんな方におすすめ
無線LANは、
- 動画の画質はそこまで重視しない
- ちょっとだけ通信が不安定でも気にならない
- 配線の手間をかけたくない
- スマホやタブレットで使うことが多い
- 接続する台数が多い(目安:10台ほど)
といった方におすすめです。
手間の少なさや手軽さは、無線LANの圧勝です。
画質や速度をそこまで気にしないなら、無線LANのほうがずっと便利だと思います。
また、LANケーブルを繋げる端子がないデバイスは、無線で繋げるしかありません。
スマホ・タブレットをメインで使っている方なら、無線LANを選んだほうがいいでしょう。
⇒ 動画配信サービスの通信量が多すぎる!VODでWi-Fiを使う2つの方法
モバイルルーターなら外でもWi-Fiを使える
家だけでなく、外でも自由にWi-Fiが使えたら便利ではないでしょうか?
いつでもどこでもWi-Fiを使いたいときは、モバイルルーターを持っていると便利ですよ。
モバイルルーターの特徴は、こんな感じです。
- 家でも外でも、自由にWi-Fi通信ができる
- 4G・LTE回線よりも通信が速い
- 昼間・夕方の混雑時も、動画をサクサク再生できる
- 通信制限なしのプランもある
- 小型軽量なので、自由に持ち歩きできる
月額料金はかかりますが、動画・インターネットをいつも快適に見たい方におすすめです。
特に人気なのは「Broad WiMAX」で、知名度も高いサービスです。
あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
情報をまとめておくので、興味があればチェックしてみてくださいね。
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管理人の無線LAN体験談
無線LANはちょっとだけ不安定になると説明しました。
実際に使ってみると、使えないレベルで不安定になることはありません。
たまに通信が不安定になることはありますが、基本的には快適です。
壁やガラスなどの配置にもよりますが、無線LANでも問題なく使えます。
高速通信や高画質動画にこだわりがなければ、全然気にならないレベルだと思います。
それよりも、ケーブルを配線しなくてもいいのが本当に便利ですね。
ケーブルがなければスッキリするし、手間もほとんどかかりません。
【まとめ】場所によって使いやすい方を選ぼう
有線LANと無線LANの最大の違いは、
- 速度と安定性が高いかどうか
- 配線がいるかいらないか
の2点です。
使う場所や環境によって、
- 速度・安定性を優先するなら有線LAN
- 配線なしでスッキリ、手軽さを優先するなら無線LAN
という選び方がシンプルでわかりやすいと思います。
しっかりと比較したい方は、メリット・デメリットを参考にしてみてください。
ここまでの内容が、有線・無線を選ぶときのお役に立てれば嬉しいです。
動画を快適に見るために、動画配信サービスも比較してみよう
動画を見れる環境ができたら、いろいろな動画配信サービスもチェックしてみましょう。
動画配信サービスでは、
- 映画
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